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CSの流れ変えた「バッテリーの共同作業」ロッテ朗希&佐藤の予感ピタリ、新庄野球封じる初回の二盗阻止

スポニチアネックス 2024年10月13日 5時32分

 ◇パCSファーストS第1戦 ロッテ2―0日本ハム(2024年10月12日 エスコンF)

【追球ズーム ここにFOCUS】 シリーズの流れを左右するバッテリーの共同作業だった。ロッテの捕手・佐藤が「そこから(相手の)動きがなくなった感じで、チームとして流れ的にも大きかった」としたのは初回の守りだ。

 佐々木が先頭・浅間に四球。続く清宮の3球目にスタートを切られたが、佐藤の完璧な送球で二盗を阻止した。今季、日本ハムは機動力、小技を絡める攻撃で快進撃。チームも6勝18敗1分けと苦戦した。短期決戦でも「走ってくると思っていた。その準備を怠らずこの1週間やってきた」と佐藤。佐々木も、投球動作に入ってから佐藤が捕球するまで1・22秒で投げた。プロ投手は1・2秒以内が合格とされるが、138キロのフォークならば十分なタイム。クイックが苦手な右腕と奪った大きなアウトを佐藤は「僕一人というよりもバッテリーの共同作業」と言った。

 22年にリーグトップの盗塁阻止率・361だった佐藤は、今季は両リーグワーストの・187。佐々木とのコンビでは・100だった。佐々木もカード別最多の7盗塁を許していた「新庄野球」を封じた、値千金の盗塁阻止だった。 (秋村 誠人)

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