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プロ注目の関大・金丸 8球団スカウト見守る中、2回無失点の好救援で優勝の望みつなぐ

スポニチアネックス 2024年10月13日 6時1分

 ◇関西学生秋季リーグ第6節1回戦 関大7ー6関学大(2024年10月12日 南港中央)

 関大は関学大に7―6で競り勝って先勝した。今秋ドラフト1位候補に挙がる最速154キロ左腕の金丸夢斗(4年)は、阪神がスカウト6人態勢で見守る中、2回無失点の好救援で試合を締めた。

 関大・金丸が1点差を死守する好救援で、逆転優勝に望みをつないだ。今秋は腰痛の影響で救援に専念しており、1点優勢の8回から登板。8回1死無走者から今季登板7戦目で初めて四球を与えながらも投直併殺で切り抜け、9回1死一塁は三ゴロ併殺に仕留めた。「この場面を任されるのが僕の役割。みんなの思いを背負って1点を守り抜こうと思った」。昨秋から続く自責ゼロを69イニングに伸ばし胸を張った。

 関大は今回の関学大戦が今秋最終節とあって、24日のドラフト会議に備えてNPB8球団が最終チェックに訪れた。阪神は担当外のスカウトを含む6人態勢でクロスチェックする関心度の高さを披露。11日に広島が明大・宗山塁の1位指名を12球団最速で公表するなどドラフト戦線が騒がしくなる中、左腕は「気にしないようにして、目の前の試合をしっかり投げようと思っていた」と集中した。

 逆転優勝には、今節の勝ち点奪取が絶対条件。「次が大学最後の試合になる可能性もある。思い残すことのないようにやる」と誓った。 (河合 洋介)

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