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“ビキニの美魔女”長瀬陽子 国際大会で涙の金メダル、胸と臀筋を強化、大会前もスクワット100キロ

スポニチアネックス 2024年10月13日 9時17分

 ビキニフィットネス競技のトップ選手で、元ミセスワールド日本代表の長瀬陽子(47=ゴールドジムサウス東京)が12日、スペイン・マドリードで行われたボディービルの国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」ビキニフィットネスマスターズクラスで初優勝した。

 「昨年はカテゴリー2位でしたので、昨年の自分を超えたい」と臨んだ長瀬。まさに有言実行で、新調した総スワロフスキーのビキニを身にまとい、マドリードの屋外ステージで堂々のポージングを披露し、金メダルを獲得。初の国際大会での優勝に歓喜の涙を流した。

 今年は、臀筋と胸、体幹トレーニングに力を入れてきた。臀筋は、高重量スクワットで、減量末期でも100キロ4レップ行い、体重増のオフシーズンは125キロにも挑戦。ビキニフィットネスの選手は、胸のトレーニングはあまり行わないイメージがあるが、海外のマスターズ選手と対等に戦うことを意識し、身体の厚みがあるヨーロッパの選手に追いつけるように精力的に鍛えてきた。また、ハイヒールを履きこなすために不可欠な体幹トレーニングにも励み、以前より堂々とウォーキングやポージングができるようになった。

 3月には、東京・原宿に、痩身エステのハイパーナイフ施術と、選手向けのポージングを指導する「Up Stage」をオープン。くびれを作るコースが人気となっており、「指導者である私はしっかりビキニ競技に向き合って結果を出していきたいと思います。自分が現役選手で世界の大会で戦っている選手であるからこそ、カテゴリーをしっかり研究した生きた指導ができる」と話す。

 日々のトレーニングでレベルアップしてきた今季は、9月の「JBBFオールジャパン・マスターズフィットネス・チャンピオンシップス」ビキニフィットネス45歳以上160センチ超級で6連覇を達成、審査員全員1位票で初のオーバーオール優勝を果たした。また、今月6日の各階級のトップ選手たちが身長、体重、年齢を関係なしにオーバーオール(無差別級)で競い合う「フィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2024」でも3位入賞と結果を出してきた。

 2015年にミセス・ワールド世界大会に日本代表として出場した長瀬は、37歳から本格的なトレーニングを開始した。18年に子宮頸がんが判明し、翌19年に手術をしたが、同年のアジア選手権で準優勝、IFBB世界選手権で銅メダル獲得と、病を乗り越えて活躍してきた“ビキニの美魔女”がついに表彰台の中心に上がった。

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