◇ラグビー・フランス1部リーグ第6節 トゥールーズ48―14クレルモン(2024年10月12日 トゥールーズ エルネスト・ワロン)
トゥールーズの日本代表SH斎藤直人(27)は12日、ホームで行われたクレルモン戦に先発出場し、巧みなゲームコントロールでチームの快勝に貢献した。
移籍後2度目となる9番を背負い、フランス代表SOロマン・ヌタマックと初のハーフ団を結成。序盤から持ち味のクイックパスや的確な配球で主導権を握り、前半を20―0で折り返した。
後半6分にリザーブのSHアントワーヌ・デュポンと入れ替わったが、ヌタマックとFBトマ・ラモスの負傷交代により、同33分から再度ピッチへ。急きょ、デュポンとハーフ団を結成し、試合を締めくくった。
斎藤の配球やデュポンが3トライを挙げるなどチームは圧勝し、今季4勝目(2敗)。ヌタマックが前半39分に守備のプレーで右足を負傷し途中交代したが、現地専門紙「ミディ・オリンピック」によると、メレ監督は試合後の会見で「医師らと話し合って正確にケガの内容を調べる必要がある。ふくらはぎに何かを感じたようだ」と説明したうえで「それほど深刻なものではない」と話した。
斎藤は今秋の日本代表活動にも招集が決まっており、同じくフランス1部のボルドーに所属しているFWテビタ・タタフとともに欧州遠征から合流する。