◇ルヴァン杯準決勝第2戦 名古屋1―2横浜（2戦合計名古屋4―3横浜）（2024年10月13日 豊田スタジアム）
名古屋の3大会ぶり決勝進出をたぐり寄せたのが、1点ビハインドの後半開始から出場したFW山岸祐也の一発だった。
長谷川監督の「いかなきゃやられるぞ。2失点しても1点取れば我々が決勝にいけるんだ」というゲキに応えた。後半開始わずか40秒、スローインの流れから山岸→森島→永井とつないでエリア内から右足で流し込んで同点弾。敵地での第1戦目もダメ押しの3点目を挙げており「嬉しい。皆が繋いでくれた。自分は決めるだけだった」と2戦連発に満面の笑みを浮かべた。
昨年所属した福岡でもルヴァン杯制覇。個人としての“連覇”が掛かるが「名古屋でタイトルを取りたい」と気合。「絶対に勝利するという強い気持ちを持って、名古屋ファミリーの皆さんと一緒に最高の景色を見たい」とサポーターのために戦うことを誓った。
今季は度重なる負傷に見舞われ、リーグ戦は18試合1得点。決勝・新潟戦（11月2日）は抱えてきた悔しさや苦しさを存分に晴らす舞台になる。