◇セCSファーストシリーズ第2戦 阪神3-10DeNA(2024年10月13日 甲子園)
阪神はDeNAに大敗し、ファイナルS進出を逃した。1点先制直後の2回に一挙4点を失うと、7回にも6失点し、試合が決した。以下、ラストゲームを終えた岡田監督の一問一答。
――こういう試合になってしまった
「ひどいな。え?最後の最後に」
――梅野は代えた
「まあ、普通やったら使わへんけど。最後やからのう」
――あそこは投手を代えずに流れを変えるために
「いや、普通やったら梅野使わへん言うてるやん。それだけのことやん。来年のためやったらのう」
――集大成を選手に見せてほしかった
「なあ。やっぱりおんなじことばっかりやった。最後まで。そういうことやん。初球ばっかり。え? 止めようがない」
――厳しく言ってきた森下は最後頑張った
「言うたやつだけやろ。野放しにしたら全然やもんな。大変やで。怒る人間がゼロやったら」
――2年間を振り返って、心残りは
「全然何にもないよ。そんなん。別にないやんか。なんでよ。日本一にまでなったのに。何で心残りがあんねん。順番待ちごうただけやん。簡単なことやないか。1年目になってしまうからおかしなってしもたんやんか。それだけのことやん」 ――1年目ができすぎだった。
「そらそうやん、できすぎやって、1年目なんか。こんなシーズンないって、何回も言うたやん、新聞にも書いたやん」
――選手に過信があったか。
「そら日本一になったらなるやろ。過信っていうか、今までが今までで、一気に(日本一に)なってもうたわけやからな」
――これからもチームを見守り続けるわけだが、この悔しさを
「いやいや、まだ見守り続けるって、そんなんまだ決まってないやんか。なんで今終わったばっかりで、なんで即行でそこまで俺に酷にさせるんや。なんで見守り続けるって、なんで今、即行で言われなあかんねん。まだ決まってない話やからでけへんよ」
――最後、スタンドからコンバットマーチや監督コールが起きた。
「知らんよ。聞いてないよ」
――去年勝ってしまって、今年の難しさはあったか
「上ないやん。だからおまえ、そう言うしかないわけやんか、連覇もそうやし、去年の数字を上げていくようにって。野手に関しては、去年がマックスというのはないと思ったからな。ピッチャーはマックスがあるかもしれんけどな」
――2位なので悪くない
「別に何もないよ」
――感覚としたらよくやった2位か
「ようやったとか言うてお前、そら日本一になったんやから、絶対そら周りも勝てると思てるやんか。そういう目で見るのとなあ、ずっとBクラスにおって2位になる見た目と、そら違うわけやからさ。いろんな2位があるからなあ。一概にこっちが2位で満足とは言われへんやん。相手が考えることやからな、そんなんは。よくやった2位か、物足りんかった2位か、そらいろんな2位があるわけやからさ」
――他球団は相当研究してきているなと感じたか
「そら研究してるってそら、キャンプのミーティングから言うてるっていうの。そんなフォアボール取られへん、そんなもんキャンプからの話やから。まだ全然打てへんな。ファーストストライクをな。中野なんか、ええ?今でも打たん」
――去年で勘違いした
「勘違いいうか1年間やで。信じられへんわ、俺は。そんなフォアボール、相手ピッチャー、ストライク入らへんと思てるんかな。分からんわ、俺はもう、ほんま分からん。今日ずっと流れ見とっても。そんなフォアボールなんか選べへんで。ピッチャーもストライク投げるのに毎日ピッチング練習しとんのに。プロやで。俺は今までが、お前らボール球振りすぎやって言うのでフォアボール言うてるだけであって、ピッチャーのコントロール悪いからなんか、一言も言ってないやん。自分らでボール球振って自滅してるから、フォアボールの価値を上げたほうがええんちゃうか言うて、ポイントも上げてもろうたわけやからな」
――この2年間で褒められる選手は
「いないいない、そんなの。いてるわけないやん、そんなの。そんなの、みんなまだまだの選手ばっかりやん」
――投手も成績が悪くなった
「悪なった。もう今日も村上ひどかったなあ。村上なんかそんなん終わってしまうで、あれ。無理やって、なあ」
――コントロールが
「なんかおかしいもんな、今日も。びっくりしたわ」
――佐藤輝も尻すぼみになってしまったか
「なるっていうの、去年見てみいや、去年のクライマックスから、日本シリーズでも。大事なところでそういう大きい1本とか打たれへん言うの。盗塁1個やないか、去年の日本シリーズ、言うてるやんか。そんなもん、ちゃんとちゃんと練習して、ちゃんともう自分の打ち方も分かって、ちゃんと打てるやつがそういう大事な場面で1本打てるんよ。簡単に大事な場面でホームラン、打てるわけないっていうの。何にもやってなかったら。そういうことやんか。打ったか?去年でも日本シリーズで。え?言われたの盗塁だけやんか。そういうことやんか。簡単にホームラン打てるとか、何本打ってんの?簡単に言いすぎよ。簡単に勝ちますとか、簡単に打ちますとか。なあ」
――大きなブランクを経て復帰し、日本一にもなったが、どんな日々だった
「もうええよ。これでええやろ、全然」
――面白かったか
「おもろい、いうか。だから結局、尻すぼみのチームになってしもうたもんな、今年は。去年がバッといきすぎたから、そらもうしゃあないやん、いきすぎるのは。それを継続できるくらいにな、みんなが頑張って能力があればいいけど、その能力がなかったいうことや。継続の能力がなかったということや、尻すぼみということはな。もうちょっと伸びしろあるかなと思って言うたし、あるかなと思ったけどな。(昨年の)数字見たら伸びしろあるやろうなと思ったけど、なかったいうことやもんな」
――来季のチームも大変そうか
「知らんがな。何でそんなの言わなあかんの。まだ何も決まってないのに、終わったばっかやのに」