◇卓球・アジア選手権最終日(2024年10月13日 カザフスタン・アスタナ)
女子シングルス決勝が行われ、世界ランク7位の16歳・張本美和(木下グループ)は、パリ五輪混合ダブルス銀メダルのキム・クンヨン(北朝鮮)に1―3で敗れ銀メダルとなった。
第1ゲームは11―6で先取した張本だったが、第2ゲームは逆に6―11で奪われる展開。イーブンで迎えた第3ゲームは10―10まで持ち込むも2ポイントを奪われ連続でゲームを落とした。
流れを持っていかれた張本は第4ゲームも6―11で落とし敗戦。シングルスでのアジア女王最年少戴冠はならなかった。
張本は、中国と激突した団体の決勝で同4位の王芸迪、同1位の孫穎莎を撃破。50年ぶりとなる中国を下しての金メダルに大きく貢献。シングルスでも世界6位の陳幸同(中国)を準々決勝、伊藤美誠(スターツ)を準決勝で破ったが、シングルスではアジアの頂に届かなかった。
木原美悠(木下グループ)との女子ダブルスでも決勝に進出。団体との2冠を懸け、大藤沙月・横井咲桜(ミキハウス)組と対戦したが、2-3で敗れ、団体との2冠はならなかった。
張本の兄で世界9位の智和(智和企画)は、男子シングルス決勝で同3位の林詩棟(中国)と激突する。