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豪記者が占う日本戦「日本と同レベルの試合ができないと厳しい」秘密兵器はベルピレイ!?

スポニチアネックス 2024年10月13日 20時16分

 日本代表は15日に26年W杯アジア最終予選第4戦でオーストラリアとホーム(埼玉スタジアム)で対戦する。

  オーストラリアは過去の予選でもしのぎを削ってきた難敵。今予選はスタートでつまずいたが、先月就任したトニー・ポポビッチ監督(51)の初陣となった10日の中国戦は3―1で勝利した。果たして日本戦はどういった戦いをしてくるのか。代表を長く取材しているバレンティーノ・ミリアッチョ記者に聞いた。

 ――ポポビッチ監督の就任でチームはどう変わった?

 「システムを4バックから3バックに変更し、メンバーは主将で正守護神だったライアンを外し、ガウチを起用した。前半は3バックがあまり機能せずに、馬鹿げた失点をしたが、時間とともに落ち着きを取り戻した。後半スタートから2人を入れ替え、流れを引き寄せたことも大きかった。後半は危ないシーンがほとんどなかったからね」

 ――GKの変更はなぜ?

 「今後を見据えての変更だったと思う。ライアンは32歳でASローマでも控え。ローマには良いGK(スビラール)がいるから、今後も出場機会をあまり得られないと思う。ガウチは長身で、足下の技術もライアンより上。DFラインとの連係も上々だ。チーム全体を考えてもいい変更だったと思う」

 ――日本戦のメンバー予想は?

 「現オーストラリア代表の問題点はDFライン。後半から3バック右の位置にデン(新潟)を下げてゲリア(背番号8)を入れて安定したから、日本戦はゲリアが先発すると思う。それ以外は2トップの一角で先発したイランクンダの位置に、(中国戦で途中出場した)マグリーかフルスティッチが入るんじゃないか。マグリーはケガ明けだから、10番の後者が有力と予想している」。

 ――秘密兵器は?

 「秘密兵器という訳ではないが、あまり知られていないという点では、今回初招集され中国戦でゴールを決めたベルピレイだ。ウイングタイプで、ゴールも決められる選手。若くてスピードがある。現代表ではジョーカー的存在だ。あとはギリシャ系のスタマテロプロス。彼はエリア内では強さを発揮する選手だ」。

 ――オーストラリア国内での日本の評価は? 

 「強すぎると評価されているね。ポポビッチも日本を恐れている。もし日本と同レベルのプレーができなければ、我々にとって最悪な夜になるだろう。日本はアジア最強だ。ここ数年でさらに成長している」

 ――有名な選手は?

「三笘、久保、南野の3選手。あと個人的にはストッパーの谷口もいい選手だと思う。ベルギーのそれほど強くないチームでプレーしているが、彼は素晴らしい技術を持っている」。

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