日本代表DF長友佑都（38）が自身の存在価値について「誰もができないからこそ、僕はここにいると思っている」と強調した。26年W杯アジア最終予選では、2―0で勝利した10日のサウジアラビア戦を含め全3試合でベンチ外。
それでも「もちろん選手として試合に出たい気持ちも強いし、この前のサウジ戦は自分が本当にピッチに立ったかのように君が代を聞いているときに身震いしたというか、やってやるぞという気持ちになったんでね」と続け、「ただ僕の目標は次のW杯にあるんで。まずそのためにチームが勝たないといけないし、W杯に出場しなきゃいけない。このチームを勝たせなきゃいけない。自分の目標や夢をかなえるためにも、今はどんな立場になってもチームのために戦いたいなと思います」と熱く語った。
長友は初出場した10年W杯から4大会連続出場中。5大会出場となれば日本史上初の快挙だ。練習では誰よりも声を出し、先頭でチームを引っ張っている。オーストアリア戦へ向けベテランサイドバックは「3連勝で最終予選でこれ以上ないスタートを切れているので、そこは自信を持つことは良いんですけど、過信にならず、油断しないこと大事になってくると思う」と気を引き締め直した。