◇セCSファーストシリーズ第2戦 阪神3-10DeNA(2024年10月13日 甲子園)
阪神の坂本誠志郎捕手(30)が13日、今季取得条件を満たした国内フリーエージェント(FA)権の行使について、本紙の取材に「自分にとっては大切な権利なので、ゆっくり考えたいです」と熟考する考えを明かした。権利を行使すれば他球団も興味を示す可能性が高く、去就が注目される。
9年目の今季は梅野との併用で64試合に出場。定評のあるインサイドワークとフレーミング技術を駆使して、投手陣の能力を存分に引き出して貢献した。この日は3回の守備から出場。試合後は「勝てなかったというのが悔しい。この2年間で(岡田)監督からいただいたもので、また新しいチャレンジをできるようにやっていきたい」と退任する指揮官への感謝も口にした。
同じく今季国内FA権の取得条件を満たした大山、糸原、原口も、行使に関して熟考するとみられる。9回1死から代打登場し、ソロ本塁打を左越えに放った原口は「まだ終わったばかりなので」と話すにとどめた。
球団も4選手を全力で慰留する構えだ。