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阪神・森下 史上2人目・新人から2年連続CS弾も「悔しい結果に終わってしまった」孤軍奮闘実らず

スポニチアネックス 2024年10月14日 5時18分

 ◇セCSファーストシリーズ第2戦 阪神3-10DeNA(2024年10月13日 甲子園)

 敗戦後、阪神・森下翔太(24)は「悔しい結果に終わってしまった」と思いを口にした。孤軍奮闘は実らなかった。

 「先制点を取りたかった。2アウトからでも自分が出ればいろんな展開が生まれると思っていた。出塁する気持ちでいった結果が最高の結果になった」

 0―0の初回2死、カウント2―1からジャクソンの内角低め153キロの直球を捉えた打球は、低弾道のまま左翼ポール際へ飛び込んだ。新人から2年連続のCSでのアーチは、09、10年の野本圭(中日)以来、史上2人目。9点劣勢の7回2死二塁の場面でも中前適時打を放った。大舞台になればなるほど勝負強さを発揮する持ち味は全開だった。

 プロ入りからの2シーズンを岡田政権下で過ごし、主軸に成長した。今季は打撃不振のため7月6日に2軍落ち。降格前の6月中旬には岡田監督から超異例の直接指導を受け、打撃フォームの改良を勧められた。「期待はしてもらっていると思う。素直に受け入れたい」。“金言”をヒントに改良を重ね後半戦からはノートに日々の状態を書き記し「悪循環になっていくことが減った」という。降格前は打率・232、6本塁打、30打点で、再昇格した7月19日以降は打率・327(208打数68安打)、10本塁打、43打点の好成績を残した。

 次は侍ジャパンの一員として、11月に「プレミア12」が控える。「休んでいる暇もないと思う。しっかり準備していきたい」。“オカダの教え”はしっかりと胸に刻んだ。日の丸を背負っての経験を来季のさらなる飛躍へつなげる。(石崎 祥平)

 ○…森下(神)が初回に先制のソロ。CSの本塁打は新人の23年、広島とのファイナルS第1戦4回のソロ以来2本目。プレーオフとCSで新人から2年連続の本塁打は野本圭(中)が09年ファイナルS第1戦と、10年ファイナルS第3戦で打って以来14年ぶり2人目で、どちらも本拠地で打ったのは森下が初めて。

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