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風間晋氏 斎藤元彦前知事の失職に伴う兵庫県知事選「投票率に関心…兵庫県民の皆さんがどう考えるか」

スポニチアネックス 2024年10月14日 9時53分

 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が14日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う兵庫県知事選について言及した。

 知事選は疑惑告発文書問題で県議会の不信任決議を受けた斎藤氏の失職に伴い31日に告示、11月17日に投開票される。

 斎藤氏のほか、日本維新の会を離党し無所属となる清水貴之参院議員(50)、医師の大沢芳清氏(61)、元経済産業省官僚の中村稔氏(62)、前尼崎市長の稲村和美氏(51)、元加西市長の中川暢三氏(68)、会社経営の福本繁幸氏(58)が立候補の意向を示している。

 風間氏は「僕は投票率がどうなるかっていうところに関心を持っていて、前回選挙は41・1%。直近の東京都知事選の投票率はいくつだったかっていうと60・6%なんですよ。もしも(東京都と同じように60%で)20%上がったとしたら、それは90万票近い票数になるんです。それを考えたら、投票率が上がれば今、専門家の方々がおっしゃっているような“票が割れますよ”“知名度が高い人が有利ですよ”という、それだけじゃない選挙になるんじゃないかな、そこはやっぱり兵庫県民の皆さんがどういうふうに考えて投票所に足を運びかにかかっていると思います」と自身の見解を述べた。

 一連の問題は県西播磨県民局長だった男性(60)が3月、疑惑7項目を告発する文書を作り、報道機関などに配ったのが発端となった。県の公益通報窓口にも通報したが、県は内部調査を進め文書を誹謗中傷と認定。男性は停職3カ月の処分を受け、7月に死亡した。

 疑惑を検証する県議会の調査特別委員会(百条委員会)では、通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反するとの指摘が噴出。パワハラや多数の贈答品を受領した「おねだり体質」に関する証言があったが、斎藤氏は「問題ない」と主張。県議会による全会一致の不信任決議を受けて斎藤氏は失職を選択、出直し知事選の立候補を表明した。

◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目

(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任

(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い

(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた

(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った

(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた

(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた

(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

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