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地元LA出身フラーティ「ありがとう」母と感謝のハグ 7回0封でPS史上最長タイ33回連続無失点に貢献

スポニチアネックス 2024年10月14日 13時51分

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース9ー0メッツ(2024年10月13日 ロサンゼルス)

 ドジャースは13日(日本時間14日)、本拠でメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦を行い、投打がかみ合って完勝。投手陣は地区シリーズ第4戦から3試合連続完封勝利をつかみ、33イニング連続無失点でポストシーズン記録に並んだ。

 先発・フラーティがメッツ打線をわずか2安打に封じ7回無失点。5回、先頭・ウィンカーに右前打を浴び、この試合初安打を許すと、続くイグレシアスにも中前打を浴びたが、相手の走塁ミスもあり無失点でしのいだ。8回からはハドソン、カスペリアスとつなぎ、相手打線をシャットアウトした。

 チームはパドレスとの地区シリーズ第3戦の2回に6失点して以降、無失点。第4戦、第5戦はいずれも完封勝利し地区シリーズを24イニング連続無失点で勝ち上がった。この日もポスシーズン3試合連続完封勝利で連続無失点を33イニングまで伸ばした。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者のX(旧ツイッター)によると、ポストシーズンでの33イニング連続無失点は1966年オリオールズに並び史上最長。不安視されていた投手陣が良い意味で予想を裏切る活躍を見せ、チームを支えている。

 試合後、大谷も「本当にジャック(フラーティ)が素晴らしい働き、素晴らしいピッチングをしてくれて、オフェンスもオフェンスで素晴らしい試合運びでした」と投手陣を称えていた。

 フラーティは「とても楽しかった。言葉で全てを説明することはできない。ウィル(スミス)は本当にいい仕事をした。彼は本当にいい試合を導き、本当にいいゲームプランを立ててくれた。スタンドに家族がいて、彼らの姿を見ることができたから、少しリラックスして、楽しむことができた。今夜速球をうまく使うことができたのは大きなことだった。スライダーが序盤で少し制球できなかったが、試合が進むにつれて、すべての球種をうまく組み合わせることができた」と振り返った。

 地元ロサンゼルスで育った右腕は「家族と一緒にドジャースタジアムで試合を見に行ったこともある。だから、ちょっとリラックスできた。少なくとも今夜はそうだった。そして、あまり頑張りすぎないようにした。ここ数回の大きな試合では頑張りすぎた。自分らしく、マウンドで投げ、自分の能力と後ろの仲間を信じた」とコメント。試合後は観戦に訪れていた母と抱擁を交わし「僕は母にただグラウンドで良いプレーをして、終わったらハグするだけだと伝えた。高校時代から試合が終わったら、ハグして、そこにいてくれて、僕を支えてくれてありがとうと伝えていた。それはいつも大切なことだ」と感謝の言葉を口にした。

 ポストシーズンの経験が豊富なレジェンド左腕カーショーについても「ポストシーズンの成績について人々が何を言おうと、彼は非常に多くの良い成績を残してきた。そして、彼はキャリアを通じて絶対的なスターだった。そして、試合後に彼とハグして、“本当にいい仕事をした”と伝えてもらうのは特別なことだった」と話した。

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