◇出雲全日本大学選抜駅伝(2024年10月14日 出雲大社前─出雲ドーム前の6区間45・1キロ)
学生3大駅伝の幕開けを告げる一戦は、国学院大が2時間9分24秒で5年ぶり2度目の優勝を飾った。
最終6区(10・2キロ)で平林清澄(4年)が、駒大・篠原とのアンカー決戦を制した。
今年2月の大阪マラソンでは初マラソン日本最高&日本学生記録となる2時間6分18秒をマークしてデビューVを飾った大エース。国学院大への進学を決意したのは、前回優勝の19年大会、アンカーの土方英和が逆転して優勝に導いたのを見たからだ。
平林は「本当に再現ドラマのような走りができて、憧れは憧れのままで終わらせず、しっかりした走りができた」と胸を張る。前田監督も「物語としては“出来杉くん”ですね」と称えていた。
▼出雲全日本大選抜駅伝 学生3大駅伝の初戦。89年に始まり、今年は第36回目(第26回は台風、第32回は新型コロナの影響で中止)。山梨学院大の優勝6度が最多。