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万歳!新庄日本ハム ファイナルS決めた! 清宮も北山も涙 2戦連続逆転勝ちにエスコン大歓喜

スポニチアネックス 2024年10月14日 17時8分

 ◇パCSファーストS第3戦 日本ハム5ー2ロッテ(2024年10月14日 エスコンF)

 リーグ2位の日本ハムが、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第3戦でロッテと対戦し2戦連続の逆転勝ち。2勝1敗で8年ぶりのファイナルステージ(S)進出を決めた。0―2で迎えた3回に清宮幸太郎内野手(25)が同点の2点適時打。7回に水野達稀内野手(24)が勝ち越しの2点適時三塁打を放った。チームは勢いそのままにソフトバンクの待つ福岡に乗り込む。

 前日に劇的なサヨナラ勝ちを決めた日本ハムが再び歓喜に沸いた。

 打線は初回、先頭の松本剛が中前打で出塁しすかさず二盗。いきなり球場のボルテージを上げた。しかし前日サヨナラ打を放った浅間が空振り三振、清宮、レイエスも倒れ無得点。0―2とされた2回にも、前日に劇的同点弾を放った先頭の万波が中前打で出塁したが、後続が倒れ無得点。はがゆい展開が続いた。しかし3回に1死二、三塁のチャンスをつくると、清宮が初球を右前に運ぶ2点適時打。同点に追いつき塁上で大きく吠えてチームを鼓舞した。

 先発投手の北山は2回に2点を先制されたが粘りの投球。5回2死で四球を与えソトを迎えたところで降板。4回2/3で93球を投げ5安打2失点だった。2番手でマウンドに上がったCS初登板の田中正はソトを3球三振に斬り、この回を無失点。大歓声を浴びると、回またぎで6回もマウンドに上がり無失点。7回に先頭打者を抑えたところで役目を果たし降板すると、3番手・河野も無失点で続いた。

 すると7回だった。無死一、二塁のチャンスで上川畑が痛恨のバント失敗でダブルプレー。しかし四球で2死一、二塁になると水野がフルカウントから右中間を破る2点三塁打で4―2と勝ち越しを決めた。ベンチからは選手たちが飛び出し万歳。新庄監督も両手を突き上げて喜び、何度もガッツポーズを繰り返すと、超満員のエスコンFはお祭り騒ぎ状態となった。

 8回1死では清宮がこの日2安打目となる右前打で出ると二盗を敢行。悪送球を誘い三塁へ進むと、2死から万波の左前適時打を呼び込み貴重な追加点のホームを踏んだ。

 救援陣は池田、宮西とつなぎ無失点で逃げ切り。劣勢でも決して諦めることのない日本ハムが2戦連続の逆転劇で16日から始まるファイナルSへ駒を進めた。試合後は北山、清宮の目には歓喜の涙が浮かんでいた。

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