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プロ17年目39歳の日本ハム・宮西尚生 9回締めるも「いきなり言われてビックリした」新庄監督に感謝

スポニチアネックス 2024年10月14日 17時59分

 ◇パCSファーストS第3戦 日本ハム5ー2ロッテ(2024年10月14日 エスコンF)

 リーグ2位の日本ハムが、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第3戦でロッテと対戦し2戦連続の逆転勝ち。2勝1敗で8年ぶりのファイナルステージ(S)進出を決めた。0―2で迎えた3回に清宮幸太郎内野手(25)が同点の2点適時打。7回に水野達稀内野手(24)が勝ち越しの2点適時三塁打を放った。宮西尚生投手(39)が最終回を締めた。チームは勢いそのままにソフトバンクの待つ福岡に乗り込む。

 5―2とリードして迎えた9回。守護神・宮西の名前がコールされると、超満員のエスコンFが大歓声に包まれた。プロ17年目のベテラン右腕は、わずか8球で3者凡退に斬り試合を締めくくり、歓喜の輪の中心で笑顔を見せた。

 これでCS初セーブをマーク。39歳4カ月の投手がポストシーズンでセーブを挙げるのは昨年の日本シリーズ第3戦で39歳7カ月でセーブを挙げた平野(オリックス)に次いで年長2位記録となった。左腕に限れば最年長。

 試合後のお立ち台で清宮、水野に続きマイクを握ると「やりましたーー!!」と絶叫。「本当にここ数年のことを考えると、今この舞台というか、ヒーローインタビューの場所に立てているというのは本当に思いもしなかったので、凄くうれしいです」と笑顔を見せた。

 勝利の瞬間は清宮や北山の目に涙が光った。「本当に今シーズン、若い子たちが本当に一生懸命頑張ってここまで来て、最後の最後につぶしたらどうしようというプレッシャーでマウンドに立ちました」と安どしつつ「本当にみんな一生懸命だし、絶対に成長するというふうに思っていたので、ここまで成長したのは、本当に監督のおかげだと思います」とチームの成長を喜び、新庄監督への感謝を口にした。

 そして「今日9回に行くとは言われてなかったので、いきなり言われてビックリしたので、ありがとうございますと言いたいです」と笑わせると「帰ってきますよ、みんなでもう一度、ここで戦いましょう!」と宣言。

 最後は「日本一までー」と音頭をとると、清宮、水野とともに「行くだけ――!!」と声をそろえるところが、水野だけまさかの「やるだけー!」。清宮に頭を叩かれ突っ込まれていた。

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