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マツコ 失言ハンター横行の社会に嘆き「昔に比べるとずいぶんおもしろくない人間に…」

スポニチアネックス 2024年10月14日 18時9分

 タレントのマツコ・デラックス(51)が14日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演し、失言について思うことを語った。

 番組では周囲につい失言をしてしまう人の悩みを紹介。普段から毒舌を振りまくマツコは、「普段周りにいる人の日常の中で、失言がないというか、丸の内のOLさんだったら失言だと思われることが、私の周りでは失言にならない」と、自身の界隈では失言の許容範囲が広いことを明かした。それでも「すごい気を付けなきゃなって思う。ばばあとか簡単に言えなくなったじゃん」と本音を打ち明けた。

 株式トレーダーでタレントの若林史江はかつて、SNSに自身の身内のことを愛情を込めて「ばばあ」と書いたところ、まったく無関係な人から苦情が届いた経験を明かした。

 するとマツコは、「通じる通じない以前に、失言ハンターみたいなのがいっぱいいるじゃない?今」と、言葉狩りに言及。そうした存在に、自身の言動にも影響を受けているという。「めんどくせえじゃん?そういうやつに関わられるのが。どんどんどんどんなえてきちゃうから、良くないなと思うけど、だんだんだんだん意識しているわけじゃないんだけど、昔に比べるとずいぶん、おもしろくない人間になってしまったと思うよね」とつぶやいた。

 現在はコンプライアンスと表現の自由のせめぎ合いの社会になった。マツコは「くそばばあなんて、平気で言ってたじゃない?15年くらい、(番組が)始まったころなんか。ヤバいよ?BPOになるよ。私1個、鮮明に自分で言ったエロい言葉を覚えてるけど、今は絶対言えない」と、番組出演を始めたころの寛容さを回想。「12、13年前に、こんなウ○コみたいな番組とはいえ、あれを言うことがまだ許されている空気だったということが、もう思い出せないよね。その空気を」と嘆き、「そんな番組をやっている意味って何なんだろう?って思う」と、番組の存在意義にも疑問を呈していた。

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