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日本ハム・新庄監督「凄かった。大人しい北海道民の殻を破らせた」選手と大声援後押しのファンに感謝

スポニチアネックス 2024年10月14日 18時29分

 ◇パCSファーストS第3戦 日本ハム5ー2ロッテ(2024年10月14日 エスコンF)

 リーグ2位の日本ハムが、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第3戦でロッテと対戦し2戦連続の逆転勝ち。2勝1敗で8年ぶりのファイナルステージ(S)進出を決めた。0―2で迎えた3回に清宮幸太郎内野手(25)が同点の2点適時打。7回に水野達稀内野手(24)が勝ち越しの2点適時三塁打を放った。チームは勢いそのままにソフトバンクの待つ福岡に乗り込む。

 新庄剛志監督(52)は試合後「昨日試合が終わったときに、僕の知り合いから、僕の知り合いがアップルウオッチをしていて、速報?みたいな文字が出てきて。耳の状態が危険な状態になるかもしれないので、すぐ立ち去ってください、みたいな。それほど凄かった」と大歓声に押された逆転劇を興奮した様子で振り返った。「北海道のファンは大人しいっていう印象があったけど、その北海道民の殻を破った、破らせたというか。それは選手たちがそうさせたのは間違いないんで。凄くうれしかったです」とファンに感謝した。

 打線は0―2の3回に1死二、三塁のチャンスをつくると、清宮が初球を右前に運ぶ2点適時打。同点に追いついた。7回には2死一、二塁の場面で水野がフルカウントから右中間を破る2点三塁打で4―2と勝ち越しを決めた。8回1死では清宮がこの日2安打目となる右前打で出ると二盗を敢行。悪送球を誘い三塁へ進むと、2死から万波の左前適時打を呼び込み貴重な追加点のホームを踏んだ。

 先発投手の北山は2回に2点を先制されたが粘りの投球。5回2死で四球を与えソトを迎えたところで降板。4回2/3で93球を投げ5安打2失点だった。2番手でマウンドに上がったCS初登板の田中正はソトを3球三振に斬り、この回を無失点。回またぎで6回もマウンドに上がり無失点。7回に先頭打者を抑えたところで役目を果たし降板すると、救援陣が無失点でつなぎ、最後は宮西が締めた。

 日本ハムが2戦連続の逆転劇で16日から始まるファイナルSへ駒を進めた。試合後は北山、清宮の目には歓喜の涙が浮かんでいた。

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