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那須川天心 格闘技人生で初めて顔に傷「俺の大事な顔に傷つけやがって。顔で売ってるのに大丈夫ですか?」

スポニチアネックス 2024年10月14日 20時12分

 ◇WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦 同級1位 那須川天心(帝拳)<10回戦>同級2位 ジェルウィン・アシロ(フィリピン(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

 “神童”那須川天心(26=帝拳)が3―0判定でプロボクシングデビューから5連勝を飾り、キックボクシングから転向後初のタイトルを獲得した。国内での世界挑戦資格を得られる地域タイトルを手にし、来年の世界挑戦がいよいよ現実的となってきた。

 那須川は最終10回にバッティングで左のまぶたをカットし流血したが、最後までパンチを出し続けて勝利。

 試合後はリング上でベルトを腰に巻きマイクを握ると「俺の大事な顔に傷つけやがって。顔で売ってるのに…大丈夫ですかこれ。これまで格闘技50戦(以上)して初めて傷ついたんですけど」と笑いを誘った。

 その後の会見では傷を見て「ボクサーだなと思いましたね(笑い)。縫うのすげーヤダなと思ったけど、テープで治ると聞いてよかったーと思った」と安どしていた。

 “神童”が世界挑戦への第一歩を踏み出した。初回は右のジャブを出す那須川に対し、アシロがカウンターを狙う展開。那須川はこの回の終盤に左ストレートをカウンターで当てた。互いに距離感をつかんでいく中、アシロもカウンターだけでなく、前に出る場面もあるなど、緊迫感あふれる試合となった。相手のカウンターにも苦しんだが、那須川は9回に右のジャブから左のボディーでダウンを奪った。

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