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中谷潤人 世界バンタム級独占中の日本人対決に意欲 「ずっと言っているのが統一戦」

スポニチアネックス 2024年10月14日 22時4分

 ◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・中谷潤人<12回戦>同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が、77戦76勝の戦績を誇る同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)を6回2分59秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

 初回は序盤からジャブを浴びせ、正確無比なパンチが効果的に決まった。2回にはペッチがより踏み込んできたが、中谷は冷静に的確なパンチを浴びせた。4回終了時の公開採点では、2人が中谷支持と優位な展開。6回には猛ラッシュを浴びせて1度目のダウン。終了間際に強烈な左ストレートを浴びせて、で2度目のダウンを奪って勝負を決めた。

 バンタム級は世界主要4団体の王座を日本人選手が独占。会場ではWBO王者の武居由樹(28=大橋)も観戦した。試合直後のリングで、日本人対決について問われると、満面の笑みで「チャンピオンは誰でもWho's next?(次は誰)という感じです」と話して、会場のファンを喜ばせた。

 試合後の会見でも注目は日本人対決に集まった。前日のWBA世界バンタム級タイトルマッチで王者・井上拓真(28=大橋)が挑戦者の堤聖也(28=角海老宝石)に敗れたことについて問われ、「戦う前から、拓真選手と堤選手どっち勝つか分からなかった。まだ試合見てないのでなんとも言えないけど、試合見て自分も高めていけたらなと。(今後については)ずっと言っているのが統一戦なので」。

 また、1階級上のスーパーバンタム級で世界4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)はターゲットとして見ているのか、との質問には「1階級違うだけだから、もちろんイメージすることはあるけど具体的にはまだ挑戦する形ではない」と回答。「そろそろ?いずれは?」とさらなる問いには「まだバンタム級なので(笑)」と明言を避けた。

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