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堺正章 ザ・スパイダース時代の屈辱的経験 演奏直前に…「ごめんなさい。引っ込みますって」

スポニチアネックス 2024年10月14日 22時10分

 タレント堺正章(78)が、14日放送のBS12トゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」(月曜後9・00)にゲスト出演し、「ザ・スパイダース」時代の苦労話を語った。

 1961年に結成された同グループに、堺は62年に加入。16歳でまだ高校生だった。井上順とともに、トークの腕は当時から抜群だったようで、「“そろそろ歌いけよ”って。“俺たちコミックバンドじゃないんだから”って、田邊(昭知)さん(現田辺エージェンシー社長)に怒られて」と回想。それでも、「楽しくステージができた。楽しくやってないと、やりきれないようなシチュエーションもあったりしましたから」と明かした。

 デビューしてすぐに売れるということはなく、不遇の時代があったという。ある日のジャズ喫茶でのステージでは、上がってみると驚きの光景が。「ジャズ喫茶で1人くらいお客さんがぽつんと座ってて。そんな遠くに座っていないで、こっちいらっしゃいよと、1列目に座らせて」。たった1人の客からリクエストを募り、演奏へ。ところが、思わぬ出来事が起きたという。「じゃあいきましょうかって言って、カウントしてドーンと出たら、ボンと電源が切れて。“どうしたの?”と言ったら、そこの経営者が“電源切ったよ。電気代もったいないから”って」。店主からステージを降ろされる仕打ちを受けたといい、「そのまんまステージできず。“ごめんなさい。僕ら引っ込みます”って。そういう屈辱をずいぶん味わったんですよ」と打ち明けていた。

 スパイダースは66年発売の「夕陽が泣いている」で120万枚のメガヒットを飛ばし、スーパースターの仲間入りを果たした。MCの笑福亭鶴瓶が「後に売れたら、電源消しますよという人もびっくりしたでしょう?」と話すと、堺は「その人が“消えました”よ」と返していた。

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