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堺正章 スパイダース加入のきっかけは猛反対していた父「OKが出たら凄く協力的になってくれて」

スポニチアネックス 2024年10月14日 22時36分

 タレント堺正章(78)が、14日放送のBS12トゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」(月曜後9・00)にゲスト出演し、芸能界入りのきっかけを語った。

 1961年に結成された「ザ・スパイダース」に、堺は62年に加入。16歳でまだ高校生だった。

 しかし、加入には紆余曲折があったという。「歌をやりたいと。ずっとスタンダードジャズを習ってたので、そういう道に進もうと思ってたんですけど、1年前に父親が“この世界に入っちゃダメ”と言ったんです。絶対拒否」。父は喜劇役者の故・堺駿二さんで、芸能界の厳しさを身をもって知る人だった。堺は「“この世界は大変だからやめなさい。堅実な道を進みなさい”という話だった」と説得されながらも、「1年間、お百度踏んで頼み込んだら、向こうも最終的に折れてくれた」と、粘り強い交渉でOKをもらったことを明かした。

 その裏には、父が周囲から説得されていた事実もあったという。「いろんな人が、“あんた、息子がやりたいと言っていることをやめさせて、脇道にそれたらどうするの?だったらやりたいことをやらせたあげればいいじゃないか”と」。そんな声も、堺の夢へ背中を押してくれたようで、「OKが出たら凄く協力的になってくれて」と明かした。

 父が大手芸能プロのホリプロとの橋渡しをしてくれたという。「ホリプリの堀さんに、“うちの子が歌を歌いたい。何かないですか?”と聞いたら、“うちにスパイダースというのがいるから。まだ売れないバンドだけど、スパイダースというのがいるから、そこに入ってみたらどうだ?”と言われて、それでスパイダースに入った」と、いきさつを説明した。

 堺は「プロとしてライセンスをもらえたみたいなところがあるから、うれしかった」という半面、「ここで大丈夫かな?という不安の方がこんなにふくらんできちゃって」と、ジェスチャーをまじえて当時の心境を打ち明けた。それでも、「田邊(昭知)さん(リーダー、現田辺エージェンシー社長)の気迫というのが凄いものがあって。やめずに何年かいるうちに、メンバーの交代もあり、かまやつさんが来る、井上順さんも来る」と、次第にグループが形作られていったことを明かしていた。

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