阪神・藤川新監督に誓うローテ完走宣言だ。シーズン終了から一夜明け、高橋が甲子園で取材に応じた。前日13日はDeNAとのCSファーストS第2戦に先発して5回4失点で黒星。最終戦で敗れた悔しさを糧に、来季へ向かう決意を示した。
「やっぱりそこ(1週間に1回の登板)が一番だと思う。やっぱり(中7日以上の登板間隔なら)迷惑かかっている。本当にもう年齢も年齢だし」
来季こそ「中6日ローテ」完走だ。今季は昨年6月に受けた左肩と左手首の手術から復帰。初登板となった8月11日の広島戦から4連勝するなど復活した。それでも入団から度重なるケガに悩まされてきた左腕は、首脳陣の配慮もあって登板間隔を空けながら先発し、2度の“投げ抹消”を経験した。
プロ7年を終えた今季まで「1軍完走」は未達成。自身が不定期登板になっていたことでチームメートの登板日や調整にもズレが生じたことを何よりも悔やむ。「みんなに引っ張ってもらっている節もある」。周囲の誰もが認める高いポテンシャルをシーズン通して維持できれば、藤川阪神にとって大きな“補強”となる。(石崎 祥平)