西武の西口新監督が最下位からの巻き返しに向け「走る野球」を掲げた。フェニックス・リーグの視察のために滞在している宮崎県内で「走塁は積極的に走ってくれている。隙のない走塁をして、少ないチャンスをものにしていくしかない」とイメージを膨らませた。
きょう15日から、ベルーナドームでスタートする秋季練習でもバント、エンドランなどの小技練習を取り入れていく方針。「秋季練習はキャンプ前の助走。秋季キャンプは厳しくなると思うよ」と“地獄の秋”を予告した。
91敗を喫して3年ぶりの最下位に沈んだ今季はパ・リーグ史上ワーストのチーム打率・212でともにリーグ6位の350得点、60本塁打と課題は明白。同リーグの3日間の視察を終え、いよいよ名門球団の再建に挑む。(福井 亮太)