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ビキニの女王・安井友梨 国際大会で銀獲得も決意新た 12月世界選手権に向け「勝ちに行きます」

スポニチアネックス 2024年10月15日 6時33分

 ビキニフィットネスの女王、安井友梨(40)が13日、スペイン・マドリードで行われた国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」フィットモデル172センチ以下級部門で銀メダルを獲得した。

 昨年の優勝に続き、今年は準優勝と国際大会で好成績を出し続けた。しかし主戦場としているビキニフィットネスでは5位だっただけに「優勝で恩返ししたかった」と悔しさを口に。それでも常にポジティブに、高みを目指してきただけに「負けからしか学べない、悔しいから、がんばれる。今の私には負けが必要なんだと思います」と即座に視線を切り替えた。

 昨季はシーズン中に左足親指の粉砕骨折を負いながらも国内大会で女王の座を死守。その経験から得たものは大きかった。「トレーニングが好きになりました。今まで当たり前のようにしていましたけれども、当たり前じゃなかったんだって。トレーニングを毎日できるって、こんなに幸せなことだったんだって凄く痛感しましたと精神面で成長できたという。

 また、ケガをしている時期に基礎トレーニングを1からやり直したことで体幹がアップ。さまざまな動きがスムーズにできるようになり「10年目の今が1番トレーニングが楽しい。トレーニングが理解できるようにようやくなってきたんです。スタートラインに立てたという気持ち」と話す。

 心身ともレベルアップして臨んだ今季は9月の「JBBFオールジャパン・マスターズフィットネス・チャンピオンシップス」ビキニフィットネス163センチ超級で9連覇。今月6日の各階級のトップ選手たちが身長、体重、年齢を関係なしにオーバーオール(無差別級)で競い合う「フィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2024」で前人未到の5連覇を達成した。

 今回の欧州遠征を前に「日本人だからできないんじゃなくて日本人だからできることを世界で示したいんです。チームジャパンとして証明したい」と誓っていた安井。思い描いた結果は得られなかったが「真の世界一を目指しに行きます。勝ちに行きます」と言う。前を向き、視線を上げ、ポジティブに真の美を追求する。12月に日本で開催されるIFBB世界女子選手権(12月16日開幕・東京・有明コロシアム)で世界の頂点を狙う。

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