メッツのホセ・イグレシアス内野手（34）が14日（日本時間15日）、敵地でのドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦の試合前にメディア取材に対応。かつての同僚である大谷翔平投手（30）に言及した。
イグレシアスは2021年にエンゼルスでプレー。大谷が本塁打を放った際、ベンチ前で熱いハグを交わすのが恒例で日本のファンからも認知度が高かった。
大谷について「我々は一緒の時間をエンゼルスで過ごし、僕は彼の打者としての進歩を見てきた。すでに良い打者だったけど、あらゆる面で進歩している。彼が素晴らしいシーズンを送って僕も嬉しい。僕たちの関係性は特別。I LOVE ショウヘイ」と今でも大谷が大好きと公言した。
前日は大谷が出塁した際に「塁上で少し話すことができた。“ヘイ、めっちゃ良い打者になったね！”って」と声をかけたことを明かし、かつての同僚との再会を喜んだ。
そして、54本塁打、130打点で打撃タイトル2冠の大谷について「彼の今年の成績はスペシャル。人間性も素晴らしい」と称賛。自軍のリンドアとのMVP争いには「分からない。翔平も素晴らしいシーズンを送ったが、僕たちのリンドアも素晴らしいシーズンだった。両方ともMVPだ」と両選手を称えた。
イグレシアスは愛称である「カンデリータ」の名前で歌手デビューした“二刀流”でもあり、明るい曲調のデビュー曲「OMG」は大ヒット。チームメートにも人気でメッツの選手がホームランを打つ度に流れるほか、勝利後にもクラブハウスで流されるなど、「OMG」はチームの合い言葉にもなり、シーズン途中からの躍進を支えた。「『OMG』は僕が発売した歌。翔平もこの歌が好きらしい。この曲のことを知っていた」とうれしそうだった。