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ド軍指揮官 大谷翔平の1番は継続 得点圏で高打率誇るも「打順下げるメリットない。5打席立ってほしい」

スポニチアネックス 2024年10月15日 9時52分

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ドジャース3―7メッツ(2024年10月14日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、ワールドシリーズ進出をかけたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦に「1番・DH」で先発出場。3打数無安打、2四球に終わり、チームも3―7で敗れて1勝1敗となった。第3戦は移動日を挟んで16日(同17日)に敵地で第3戦が行われる。

 この日のメッツ先発はメジャー通算77勝を誇る変則左腕マナイア。通算では7打数2安打の打率.286とまずまずの成績だが、第1、2打席はいずれも変化球待ちの裏をかかれてシンカーで差し込まれて連続三振に打ち取られた。5回の第3打席も外角ボール気味のスイーパーにタイミングを外されて一飛に打ち取られ、ポストシーズンで無走者の場合は20打席無安打となった。

 第4打席は3―6の7回1死走者なしの場面。ここは2番手右腕メートンが制球を乱し、ストレートの四球で歩いた。大谷は一塁へ向かおうとすると、投手交代のためにベンチから出てきた敵将のカルロス・メンドサ監督と互いに道を譲り合い。互いに「どうぞ」とジェスチャーを繰り返したが、最後は大谷が道を譲り、笑顔を見せていた。しかし、大谷は相手がタイムを取ったことで一度三塁側のベンチに戻ろうとしたが、四球を選んだ後に一塁ベースに到達していなかったため、マッカロー一塁コーチに注意されて一塁ベースを踏んでからベンチに戻る場面もあった。

 3―7の9回は無死一塁で守護神ディアスとの対戦。ここはフルカウントまで持ち込み、最後は内角速球を見切ってこの日2個目の四球を選んだ。これで無死一、二塁としたが、ベッツ、T・ヘルナンデス、フリーマンが3者連続三振に打ち取られて反撃はここまでだった。この日は、大谷からスミスまでの1~5番までが無安打。2番ベッツは今PSの打率が.192、5番スミスは.087と不振が深刻だ。

 デーブ・ロバーツ監督は試合後、走者なしの場面でこの日も安打が出なかった大谷について「あまり考えていない。私たちはかなり良い攻撃をしてきた。下位打線は塁に出て良い仕事をしている」とコメント。走者なしでは安打がないものの、ポストシーズンに入ってから得点圏で5打数4安打の打率.800と勝負強さを発揮しており「打順を下げる案については反応したくなく、メリットはあまりないと思う。私たちは選手たちがバットをうまく振っていることを確認する必要がある。率直に言って、翔平には1試合に5打席立ってほしい。彼は私たちの最高の打者なので、1試合に5回打席に立ってほしいと思っている」と1番を継続する考えを示した。

 この日大谷が翻弄されたメッツの左腕マナイアについては「マナイアとの対戦では心地よくないように見せた。速球を外角に集められた。翔平に対して、相手が外角に投げようとしていたのが見て取れた。彼らがやろうとしているのはそういうこと。翔平は内角球の対応がとても上手。だから彼らはなるべく外角に集めようとする。特にスピンの効いた球であれば外角に集めようとする。とにかく心地ないように見えた。その後、相手は右投手を登板させ、大谷に屈するつもりはなかったと思うが、少なくとも四球は出た」と振り返った。

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