メッツの地元中継局「SNY」のアンディ・マルティノ記者が14日（日本時間15日）、チームは負傷を理由に千賀滉大投手（31）を登録メンバーから外すことは考えていないと、チーム関係者の話として自身のXに投稿。第5戦に先発する可能性があると伝えた。
千賀は前日13日の第1戦で2回途中2安打3失点。30球のうちストライクはわずか10球で4四球と制球を乱し、球速も本来のものとはほど遠かった。
マルティノ記者はこの日の試合前に「千賀の次回登板は未定だが、少なくとも今日時点では彼をロースターから外す〓気運〓はない」と投稿。また、「現時点でメッツは第3戦にセベリーノ、第4戦に左腕キンタナを起用する」とし「第5戦で千賀が先発しない場合は、日曜日（第1戦）に中継ぎで40球を投げたピーターソンが先発する可能性はあるが、そうなると貴重な左腕がブルペンから外れることになる」と解説。メッツとしては難しい選択を迫られることから、現時点でロースターから外す決断はできないのではとした。
試合後、マルティノ記者は再度千賀について投稿。「メッツの関係者は、千賀滉大投手は健康な選手だと考えており、負傷を理由に彼を登録リストから外すことは検討していないと語った」とつづった。その後、マルティノ記者は同局の中継にも出演し、第5戦に先発する可能性があることも伝えた。
メッツのメンドサ監督は第1戦の試合後、千賀の今後について「第5戦にどう臨むか、あるいはどんなケースになるかを見ていくことになる。ただ、彼がどう立ち直るかがポイントになると思う」とまだ数日あることから様子を見るとした。
千賀自身は試合後、次回登板に向けて「パフォーマンスを上げることに集中したい」と語っていた。この日、千賀はユニホーム姿ではなく、Tシャツにジャージ姿で通訳を交えジョエル・ウルフ代理人と1時間近く話し、練習にも参加しなかった。試合中は他の選手とともに第2戦をベンチで観戦。第3戦先発でこの日のベンチに入らなかったセベリーノの写真をベンチに貼り、笑顔を見せる場面もあった。