Infoseek 楽天

J1町田、SNS誹謗中傷に対し刑事告訴 藤田社長が声明「イジメの構図と同じ」 1日1000件以上も

スポニチアネックス 2024年10月15日 12時5分

 J1の町田は15日、SNS上におけるクラブへの誹謗(ひぼう)中傷に対して刑事告訴し、同日付で東京地検特捜部に受理されたと発表した。今月6日に顧問弁護士に就任した加藤博太郎氏とともに対応を進めていく。

 刑事告訴に際し、藤田晋社長が声明文を発表し「この度、加藤弁護士のご協力の元、弊クラブに所属する選手、監督、スタッフおよび弊クラブに向けて誹謗中傷した者を対象に、刑事告訴をすることとなりました」と伝えた。

 チームが好成績を残すことに比例して「無数の誹謗中傷を浴びており、それはもう酷いものでしたが、これまでは新参者への洗礼かと目をつぶってきました」というが「もう限界です。既に多大な実害、実損が出ており、これ以上はもう看過しないことを決意しました」と報告。続けて、現在の状況を「“FC町田ゼルビアなら叩いてもいい”、あるいは“FC町田ゼルビア側に叩かれる問題がある”と思い込んでいる人たちの行動は、完全に度が過ぎており、これはイジメの構図と同じです」と強調した。

 チームはシーズンを戦っている最中で、リーグ戦残り5試合。誹謗中傷に対し、今後は日本代表MF伊東純也の代理人弁護士も務めた加藤氏と対応していく。藤田社長は「今後、継続的に、かつ徹底的に、我々は断固たる姿勢で誹謗中傷に対処して参ります。本件をきっかけに、弊クラブの選手・監督・スタッフが、1日でも早く、サッカーに集中できる状態に回復することを願います」と伝えた。

 また、加藤弁護士は同日、都内で会見し「ひどい時は1日1000件以上の書き込みがなされエスカレートしている。チームがしっかりとプレーできる環境を整えなくてはならないことから、刑事告訴に踏み切りました」と説明した。

この記事の関連ニュース