元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏(52)が自身のYouTube「竹原テレビ」を更新。WBC世界バンタム級王座2度目の防衛戦をKOで飾った中谷潤人(26=M・T)の「駆け引き」を絶賛した。
中谷は同級1位の挑戦者ペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)に6回2分59秒TKO勝利した。
2日間に渡って行われた7大世界戦のトリを務めた一戦。竹原氏は「最後に素晴らしい中谷潤人くんのKO勝ちで締めくくった」と称えた。
試合序盤はジャブを突き合って間合いを奪い合った。
途中から中谷がコンビネーションを使って攻撃的に運び始めると、相手も打ち合いに応じた。
竹原氏は「打ち合いの中で的確にパンチを当ててダウンを奪った」と解説。「3階級負けずに勝ち上がっていく能力。ここっていうのを分かっている」と、中谷の試合巧者ぶりを指摘した。
「ちょっと効いたようなパンチももらった」と見えたが、そんな素振りはまったく見せずに攻めて倒した。
竹原氏は「試合の駆け引きが身についている」と、中谷が強いボクサーに必要な条件のさらに上のレベルで戦えていると絶賛した。