現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（70）が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。来季から中日の1軍監督に就任する井上一樹2軍監督（53）について語った。
10日に井上新監督の就任が発表された翌11日に収録。「一樹が監督になりましたか。よかったですね」とうれしそう。「中日を強くするためには…（リーグ優勝した）2004年からのメンバーが監督になるっていうのは、どうやったら強くなるかっていうのを肌で感じてるだけにね、期待はしていますよ」と期待を寄せた。
井上新監督の現役時代はどんな選手だったかと聞かれ、「黙々と練習するタイプですね。で、自分の力を過小評価してるっていう…練習であれだけ飛ばしてるのにゲームだとこじんまりとしたバッティングをするっていう。もっと堂々とホームラン打ちに行ってくれりゃもっと素晴らしい選手になったんだろうと思うだけ。パンチ力では球団でもトップクラスだった」と回想。
指揮官としては「選手の持ってる力を最大限発揮できるような、そういうふうに（采配を）もっていくと思いますけどね」と見据えた。
2軍監督を経験していることはプラスになるかという問いに「いや、それはケースバイケース。一樹の場合は中日で1軍の打撃コーチ、2軍の監督やって、阪神タイガースでコーチをやってるっていうそれはけっこう良い方向に出てくるんだろうと思います。ドラゴンズの野球だけに染まらないで他の球団の野球を勉強しているっていうのはね、彼にとってプラスだし、良いものを出してくれると思います」と他球団のコーチも経験していることが大きいと述べた。