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WBOライトフライ級新王者・岩田翔吉「実現したらKO決着になる」 IBF王者・矢吹正道戦を改めて希望

スポニチアネックス 2024年10月15日 15時3分

 プロボクシングWBO世界ライトフライ級新王者となった岩田翔吉(28=帝拳)が15日、都内のホテルで会見した。

 13日の王座決定戦で同級2位ハイロ・ノリエガ(31=スペイン)を3回3分TKOで破り、2度目の世界挑戦での悲願を達成し「獲ったときは実感がなかったが、今は少しずつ沸いてきた」と笑顔。名門・帝拳ジム史上12人目の日本人世界王者、早大出身選手として初めて世界のベルトを獲得し「自分がやろうと思ったことがしっかりはまった。1、2ラウンドは左でフィニッシュに持って行くための組み立てをできた。相手が焦って前傾姿勢になっていると思ったのでそこで右アッパーを当ててイメージ通りにできた」とフィニッシュシーンを振り返った。

 自身にとって初の世界王者を育成した粟生隆寛トレーナーも「僕がトレーナーでなれたか分からないが、担当している選手がなったことはうれしい。今回は合格点は上げたいと思う」と愛弟子に優しい視線を送った。

 試合後、リング上ではIBF同級新王者の矢吹正道(31=LUSH緑)との対戦を呼びかけた。この日も矢吹に言及し、「実現したらKO決着になると思うし、ファンが望んでいると感じている。やりたいですね」とニヤリ。所属ジムの本田会長も矢吹―岩田戦の実現に前向きな姿勢を示す。

 当面はライトフライ級で防衛戦、統一戦をこなしていく希望を明かし「自分はパワフルフルで一発のある選手が好き。軽量級でも迫力のあるボクシングをやって、一発で相手を倒せるチャンピオンになりたい」と青写真を描いた。

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