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C大阪・香川真司 “恩人”小菊監督のため磐田戦での復帰に準備進める 

スポニチアネックス 2024年10月15日 15時22分

 C大阪は15日、練習を公開。13日に非公開の練習試合(45分×3)を行ったこともあり、練習試合で45分の出場だった選手が試合形式の練習を中心に流した。

 小菊昭雄監督(49)の今季終了での退団が発表されたが、指揮官のために必勝を期すことで選手の気持ちは固まっている。「本心でそう言ってくれてるんだったら嬉しいんですけど」と小菊監督は笑うが、MF香川真司(35)は本気で花道を贈りたい思いでいっぱいだ。

 「しっかりと最後までいい形で小菊さんのチームで終わりたいですし。27年間をセレッソのためにやってこられた方をしっかり、ふさわしい形で送り出せるようにやりたい」と香川は小菊監督への思いを口にした。

 香川は首位に立ったこともある序盤戦では出場を重ねたが、5月11日の神戸戦から欠場。J1では8月24日の横浜戦で復帰したものの、その試合で左ヒジを脱臼してしまった。だが、13日の練習試合では「70分ぐらいプレーして、随所に違いを見せるプレーを見せていた」(小菊監督)ことで、19日の磐田戦でメンバー入りする可能性が出てきた。

 「磐田は降格圏を争っている中で、絶対勝たなきゃいけない状況なんで。必死にいつも以上にやってくるでしょうし。ただ、僕たちはホームでやれるわけで、ガンバ戦のような戦い方がベースになれば自分たちの望む結果が手に入れられると思う」と香川。

 残り試合全勝ならACL圏内の4位も見えてくるが「いや、先を見ていいことないんでね。次の試合、それこそ足元を見つめてやんないと。セレッソはそれで痛い目に何回も遭っている。それは今年を象徴してると思うんで。しっかりとそういうことを学んだ年として、最後1試合1試合を自分たちがやり続けて到達すると思うし。次の磐田戦にすべてをかけるだけだと思います」と浮き沈みが激しかった今年のチーム状況を冷静に分析した。

 香川にとって小菊監督はセレッソにスカウトしてくれた恩人だ。「何度も伝えているようにプロに入れたのはスカウトしていた小菊さんのお陰。そこに対する気持ちは常に持ち続けているし、今後も変わらないってことです」。香川は「左ヒジは問題ない」と強調。この日は2日前の試合の疲労回復に専念し、磐田戦での復帰に準備を進める。

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