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細川バレンタイン氏が分析「ヤバすぎる」中谷潤人の相手はもう井上尚弥しかいないが…

スポニチアネックス 2024年10月15日 15時42分

 元プロボクサーで第40代日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏(43)が自身のYouTube「前向き教室」を更新。WBC世界バンタム級王座2度目の防衛戦をKOで飾った中谷潤人(26=M・T)の相手はもう世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)しかいないと断言した。

 細川氏は挑戦者だった同級1位の挑戦者ペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)は「かなり強い選手だと思う」と高く評価した。

 その上で、相手の得意な距離で倒し、6回2分59秒TKO勝利した中谷を「ヤバすぎる…」と絶賛した。

 リングサイドで観戦した他のバンタム級王者たちは「苦笑いするしかない」と指摘。中谷は群雄割拠のバンタム級戦線で「2つ3つ上にいる。もう上げちゃっていい」とスーパーバンタム級への転級を勧めた。

 ただ、井上尚との対戦となると“待った”をかけた。

 細川氏は「(ペッチとの)試合を見てもやっぱり井上尚弥の方が凄いと思う」と明言。「井上尚弥がペッチとやったらもっと早くダメージ与えてる」と指摘した。

 その理由を「単純にパンチ力が違う」と解説した。

 その井上尚もガードの上からでも倒していたバンタム級時代ほど周りとのパワー差はなくなったと指摘。むしろ体のフレームの大きい中谷の方が階級を上げていくメリットがあると解説する。

 細川氏は「中谷は意外とスーパーフェザーくらいまで上がるんじゃないかと思う」と話した。

 井上尚も中谷も全階級通して最強を意味する「パウンド・フォー・パウンド1位」を目指している。細川氏は「そこへ向かっている2人がどこかで会って邪魔になったら戦うだけ」と、いつか訪れる激突の日を楽しみにしていた。

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