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【阪神・藤川新監督 語る】阿部Gとの伝統の一戦「東と西という文化の問題。楽しみ方の一つ」

スポニチアネックス 2024年10月15日 16時48分

 阪神は15日午後、大阪市内で第36代監督として藤川球児氏(44)の就任会見を行った。現役時代は火の玉ストレートで阪神の守護神として君臨、引退後は球団本部付スペシャルアシスタント(SA)として活動していたが、岡田彰布前監督(66)の後継者として球団創設90周年となる来季の指揮を執る。背番号は「22」。会見後の囲み取材では約20分間、報道陣の質問に応じた。以下は一問一答。

 ――批判は大歓迎?

 「まあ好きなところです(笑)。僕としてはでも、僕はそこにいないんで、もう。次のことしてるじゃないですか。そういうことを書かれている時は、おそらくもう次のことへ向かっているから。そんなところで止まっている必要がないんですよ。僕は自分の人生を進めているし、このチームの代表なので。正直どっちでもいいです」

 ――来年は球団90周年

 「ねえ、頑張らないといけないですね」

 ――巨人は90周年

 「それはもうみんなが思っていますから。当然ですよ、皆さんが賑わせて選手をその気にさせてもらえるメッセージを残してもらえたらありがたいです」

 ――今年の巨人は強かったか

 「俺、関係ないですよ。俺、解説者でしたよ」

 ――阿部監督との対決は

 「これからまた始まりますし、巨人はまた。少し面白いですね。しっかりとしたチームを。何とかみんなとタッグを組んで。みんな一緒にプレーしたコーチたちなんで。知恵をひねり出して。選手たちは力はあるんで。それを引き上げるのか、止まっている人には誰かが気づいて声をかけるでしょうし。全てはやってみてからですね」

 ――引退会見で巨人に対する思いを口にしていたが、選手に伝えていく気持ちは

 「巨人と阪神ではなくて、東と西という文化の問題なんですよ。これ、実は阪神と巨人というのは代表であって。そこはまず選手たちは分からないですね。関西出身の選手も巨人にいるし。皆さんがなぜ、阪神を応援するか、巨人を応援するかというのは、東と西の文化の昔からのある90年以上ある中で、そういう楽しみ方の一つを持ってきているんで。もっと俯瞰で物事を見て。その中でチャンピオンチームにちょうどなっているし、皆さんが喜ぶんじゃないかって。その戦いを楽しみにするんじゃないかという思いでプレーすればいいんじゃないか。プレーヤーはやっぱり自分たちが伸びようとしていくキャリアが大事なんで。今はフリーエージェントも(取得まで)短いし、結局は。僕もアメリカへ行っているんで。このチームでどうこうということよりも、プレーヤーはいかに自分が伸びていけるかというのが一番大事なんで。それを理解した上で進んでいかないといけない。預かる方もね、選手のキャリアがかかっているんで。そう思っていますけどね。けど、これは文化です」

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