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西武 最下位から巻き返しへ秋季練習開始 西口新監督が訓示 秋季キャンプは「打つ量を増やす」

スポニチアネックス 2024年10月15日 17時0分

 西武の秋季練習が15日、所沢市の2軍施設でスタートした。中村、栗山、源田主将ら全ナイン、球団関係者を前に、来季から指揮を執る西口文也新監督(52)が「今年の成績がすべてということで、ここはやっていくしかないのでお願いしておきます」とあいさつ。飯田光男球団本部長は「今年は歴史的な弱さに終わった。底の底まで落ちたけど、どんどん上に上がるしかない」とゲキを飛ばした。

 今季は故障者が目立ったとあり、まずは体幹強化を兼ねたウオーミングアップからスタート。続いて投手陣はキャッチボールと走り込み、野手はトス打撃、ロングティーなどで約2時間半、汗をかいた。

 練習後、監督としての実感を質問された西口監督は「きょう(実感が)湧きました。就任会見のあと(宮崎)フェニックスで若手を見ていましたので」と指揮官として主力と“対面“したからこその理由を掲げた。今回の秋季練習はあくまで「肩慣らし」と何度も強調した。理由は12球団ワーストの打率・212からの立て直しだ。

 「投手はそんなに悪くなかったけど、野手は数字が示す通り打てなかったんでそこは課題。そこにどうアプローチしていくか、選手たちもいろいろ振り返っていると思うので、コミュニケーションを取りながらキャンプに臨んでいきたい」と30日から始まる宮崎南郷キャンプでの見通しを明かした。

 同キャンプでは打ち込みの量も増やすと明言するなど、まずは喫緊(きっきん)の弱点克服へ、若手を鍛え直す。

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