ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が15日(日本時間16日)、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦を前に取材対応した。
1勝1敗となったシリーズは16日(同17日)の第3戦からメッツの本拠シティ・フィールドで3連戦となる。ロバーツ監督は、走者なしの場面でまだ安打が出ていない大谷翔平投手(30)の打順変更を問われ「いや、それは考えてない」と改めて否定し、「テオ(T・ヘルナンデス)やフレディ(フリーマン)の入れ替え、6、7、8、9番は多少変えている。しかし、翔平を4番や3番に移すことは、あり得ない」と断言。「最高の打者に即効性のある攻撃をするために5回チャンスを与え、彼が勝つと信じることで、私たちは完全に助けられる」と改めて説明した。
大谷がパドレスのダルビッシュ有投手(38)、タナー・スコット投手(30)、メッツのショーン・マナイア投手(32)に苦戦したと指摘されると「彼の今の成績は、彼が手強い投手たちと対戦してきた理由の一部であることを理解している。でも、誰が投げるかに関係なく、彼は打撃ゾーンを管理し続けなければならないと感じている」とコメント。一方で、大谷のストライクゾーンが広がったとの指摘には「ダルビッシュには驚いた。彼(大谷)がダルビッシュに対してストライクゾーンを広げたことに驚いた」と話し、「正直、ダルビッシュの打席はちょっと怖かった。子供の頃のアイドルと対峙(たいじ)するということ。それがどれだけ影響するかは分からない」と明かした。
ダルビッシュとの対戦で悪い癖が出たのか、との質問には「時に特定の投手が悪い癖を誘発することがある。そして、それを特定してリセットしなければならない。彼はそれを認識していると感じている」と一般論を述べた。メッツは第3戦でルイス・セベリーノ投手(30)が先発するが「私の予想では、彼は今日リセットして、フィールド全体を使う本来の打撃を取り戻し、セベリーノのために良い打席をいくつか取るでしょう」と期待を寄せた。