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新潟・太田 公式戦3戦連発だ ルヴァン杯の好調キープし連敗止める 18日アウェー横浜戦

スポニチアネックス 2024年10月16日 4時17分

 J1新潟はオフ明けの15日、聖籠町のアルビレッジで18日のアウェー横浜戦に向けて軽めのメニューをこなした。川崎Fとのルヴァン杯準決勝の2試合で2ゴールを決めたFW太田修介(28)は、4連敗中のリーグ戦にもいい流れを引き寄せ、公式戦3戦連続弾にも意欲を見せている。

 クラブの歴史を塗り替えるルヴァン杯決勝進出。準決勝の2戦で2得点して大きく貢献した太田は、気持ちを切り替えて横浜戦へ集中している。「大事なのはいつも先。リーグ戦でも同じエネルギーを出すことが大事」と5試合ぶりの勝ち点3へ決意を口にする。

 直近の公式戦4試合で3得点と調子を上げてきた。いずれも川崎Fからマーク。特にルヴァン杯準決勝第2戦のゴールは相手にとどめを刺すだけでなく、1―5と大敗した9月のリーグ戦を含めた3試合のトータルスコアで相手を上回る得点で「僕だけじゃなく、たくさんの思いが乗ったゴールだった。空気感も含めて思い出になるゴール」と振り返る。

 しかし、喜びに浸ってはいない。モットーは「悪い時は今に集中して、いい時は先を見る」。鹿島の前監督で、町田時代に指導を受けたランコ・ポポヴィッチ氏から個人的にかけてもらった言葉だ。「うまくいかなかった時によく言われて、うまくいくようになるとまた言われた。人間としての大事なこともサッカーに関しても教わり続けてきた」と慕う恩師の教えを大事にしている。

 好調な今こそ上を見据える。チームとしてはプレスの位置や帰陣の早さなど「やらないといけない基準が明白になった」ことで堅守を取り戻した。その上で個人として、守備では強度を上げてボールを一人でも奪いきろうと改善を図る。

 攻撃面は好機の演出に多く関わっていくことに焦点を当てながら、公式戦3戦連発弾も視野に入れる。「いろいろなところで貢献したいが、一番はゴールが(チームを)楽にできる。常に狙いながらやりたい」。序盤戦はケガに苦しんだ快足ウインガーが真価を見せる。(西巻 賢介)

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