西武の秋季練習が埼玉県所沢市の球団施設で始まり、最下位からの巻き返しを託された西口新監督が始動した。
選手を前に「今年の成績が全てということで、やっていくしかない」と訓示した。
91敗という歴史的低迷の課題は明白。パ・リーグ史上ワーストのチーム打率・212、ともにリーグ最下位の350得点、60本塁打の貧打に泣いた。野手陣は1時間超のロングティーで打ち込んだ。
新指揮官は「所沢は、南郷に行く前の肩慣らし」とし、30日からの南郷秋季キャンプでは打ち込み量を増やす。「かなり厳しくというか、打つ量は増えると思う。野手は数字が示す通り打てなかったので、そこが課題」。地獄の秋季キャンプで野手陣を鍛え上げていく。(伊藤 幸男)