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“生死”かけた戦い制す!中国メディア 代表戦203日ぶり勝利に歓喜「インドネシア戦は67年無敗継続」

スポニチアネックス 2024年10月16日 6時42分

 ◇W杯北中米大会アジア最終予選 中国2―1インドネシア(2024年10月15日 青島)

 サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選第4戦が15日に各地で行われ、日本と同じC組最下位の中国代表(FIFAランク91位)が本拠でインドネシア代表(同129位)に2―1で勝利。同予選初白星を飾り、5位インドネシアと勝ち点3で並んだ。

 中国メディアの網易体育は「中国代表が生死をかけた戦いに勝利した」と報道。3月26日の本拠シンガポール戦(○4―1)以来、203日ぶりの勝利を「代表戦での呪いを打ち破った」と喜んだ。

 さらに「国際Aマッチでのインドネシア戦は67年無敗を継続した」と紹介。報道によると57年の敵地インドネシア戦に0―2で敗れて以来、無敗を継続。W杯予選ではインドネシアに3戦全勝、11得点4失点になったという。

 また、同メディアは「中国代表はもちろんイバンコビッチ監督にとっても生死を賭けた戦いだった」と、この試合でもし敗れていたらイバンコビッチ監督が退任に追い込まれていた可能性もあったと指摘。開幕4連敗ならW杯切符は絶望的だっただけに大きな1勝になったとした。

 4戦目にして初勝利を飾ったイバンコビッチ監督は試合後「選手たちのハードワークとフィールドでの情熱に感謝する。全員が非常に集中していた」とイレブンを称賛。続けて「ファンも“12人目として”試合中に良い雰囲気を示し、それが試合に大きな役割を果たした。彼らは素晴らしいサポートをしてくれました」と詰めかけた本拠サポーターに感謝の言葉を伝えた。

 サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選第4戦が15日に各地で行われ、日本と同じC組のサウジアラビア代表(FIFAランク56位)が敵地でバーレーン代表(同76位)と0―0のスコアレスドロー。前半20分、S・ドサリのPK失敗が響き勝ち点1。同組はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーンの3チームが勝ち点5で並ぶ大混戦が続くことになった。

 第3戦で日本に敗れ初黒星を喫したサウジアラビアは3位転落。W杯ストレートインとなる2位確保へ向け、本拠で4位バーレーンと負けられない一戦を迎えた。

 試合は前半20分、VAR判定によってPKを獲得。絶好のチャンスを迎えたがS・ドサリが痛恨のPK失敗。コースが甘かったシュートを相手GKに防がれゴールを逃すと0―0のまま前半終了。

 後半もボールを支配し攻め立てるもバーレーン守備陣を最後まで崩せずスコアレスドロー。2位オーストラリアが日本戦で引き分けたため勝利していれば2位浮上となっていたが3位から変わらず。注目の2位争いはオーストラリア、サウジアラビア、バーレーンが勝ち点5で並ぶ激戦が続くことになった。

 また、W杯初出場を狙うバーレーンにとっては11月の次戦に本拠で最下位・中国戦を控えており、価値ある勝ち点1となった。

<W杯アジア最終予選C組順位表>

1位・日本 3勝1分(得失点+14)勝ち点10

2位・オーストラリア 1勝2分1敗(得失点+1)勝ち点5

3位・サウジアラビア 1勝2分1敗(得失点-1)勝ち点5

4位・バーレーン 1勝2分1敗(得失点-4)勝ち点5

5位・インドネシア 3分1敗(得失点-1)勝ち点3

6位・中国 1勝3敗(得失点-9)勝ち点3

 ▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選 18チームが3組(A~C)に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。

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