NBAグリズリーズは、現地時間16日にブルズなどで活躍して殿堂入りしているスコッティ・ピッペン氏の息子であるスコッティ・ピッペン・ジュニア(23)と、複数年契約したことを発表した。
先月、ベテランのデリック・ローズが引退したため、チームのメインロスターに契約している選手はわずか13人となり、11月中旬までにもう1選手と契約する必要があったグリズリーズ。
その中で昨季負傷者が続出したグリズリーズでレギュラーとしてプレーし、平均12.9得点、4.7アシストをマークして、3ポイントシュート成功率は41.7%という数字を残したピッペン・ジュニア。
サマーリーグでもオンボールディフェンスで好印象を残して、プレシーズンでも好調維持している。4試合で平均20.5分間の出場で10.3得点、4.5アシストをマーク。今季ケガから復帰する“エース”ジャ・モラントの控えガードとして活躍を期待されている。
ピッペン・ジュニアの本契約によって、グリズリーズの2WAY契約の枠が空くため、現在エグジビット10契約している日本代表・河村勇輝(23)が2WAY契約できる可能性が高くなったといえる。
9日にメンフィスの日刊紙「Memphis Commercial Appeal」は、河村がグリズリーズの2WAY契約の候補の1人だと報道。テイラー・ジェンキンス監督も河村の2WAY契約について「恐らくね。競争は自由だ」と、その可能性を否定しなかった。
現在プレシーズンマッチ4戦連続出場の河村は、平均16.9分出場で平均4.3得点、4.8アシストという数字を残している。
もし2WAY契約ができれば、河村は開幕後グリズリーズとハッスルの両方でプレーできる。
残されるプレシーズンマッチは残り1戦。最後のプレシーズンマッチとなる次戦は、現地時間18日(日本時間19日)の本拠地ヒート戦。2WAY契約そして日本時間22日に発表される開幕ロスター入りへさらなるアピールに期待がかかる。