日本ボクシングコミッション（JBC）が16日、元3階級王者ジョンリエル・カシメロ（35＝フィリピン）に対し、日本での試合を1年間停止したことを発表した。
この日、JBCは1年間招へい禁止ボクサー一覧を更新し、「オーバーウエイトによる契約不履行」との理由で今月13日付けでカシメロの名前を追加した。
カシメロは13日に行われたWBO世界バンタム級8位のサウル・サンチェス（27＝米国）とのノンタイトル10回戦の前日計量でリミット（55・3）を1キロ上回る56・3キロを計測。約2時間後に行われた2度目の計量でも600グラムオーバーの55・9キロだった。
両陣営の話し合いの結果、当日計量で58・1キロ以下なら試合を実施することとなり、カシメロは58キロでパス。試合では開始18秒でいきなりダウンを奪うなど、1回KO勝利を挙げ試合後は、かねて対戦を呼びかけている世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥（31＝大橋）に対し「次回はイノウエと戦いたい。いつでも、どこでも戦う」とアピールしていた。