将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=は16日、東京都内で開催された「鉄道の日」祝賀会に参加し、選考委員となった日本鉄道賞の表彰式で委員を代表して約3分のスピーチを披露した。
冒頭では「緊張しています」と謙遜しながらも、「私自身、子供の頃から鉄道が好きで、選考に立ち会わさせていただいたことを大変光栄に思っています。今まで一利用者、一ファンとして鉄道を違った視点からから見ることができ、大変勉強になりました。日本鉄道大賞は私自身、悩みながらも楽しく選考させていただきました」とよどみなくあいさつ。
ペーパーなどは全く持たずに「鉄道が安全で快適な移動手段であるだけに関わらず、乗車体験の価値や、地域の持つ魅力を発信し、鉄道と地域が相互に良い影響を与え合うことは、特に地方において鉄道の持つポテンシャルを最大限活かすことにつながるのではないかと感じました」と続けた。
最後には「日本の鉄道がますます発展していくことを期待しています」と結び、来場者の拍手を浴びていた。