◇セCSファイナルステージ第1戦 巨人0―2DeNA(2024年10月16日 東京D)
巨人の門脇誠内野手(23)が4安打零敗に終わった初戦で一人だけ2安打を放って気を吐いた。
「8番・遊撃」に入り、プロ2年目でポストシーズン(PS)初出場。相手先発左腕・ケイに対し、2回の第1打席は左飛だったが、5回の第2打席は左前打を放って1死一、二塁とチャンスを広げ、7回の第3打席も2番手右腕・山崎から中前打して2死一、二塁とここもチャンス拡大。だが、チームはともに得点できず、零敗に終わった。
初めて経験するクライマックスシリーズ(CS)に「やっぱ最初は緊張しましたね。演出とか。やっぱああいうのは緊張するんで」という門脇。「でも早く緊張を解きたかったので。1打席目は感じは悪くなかったので、それでいつも通りだったなと思います」とすぐに平常心を取り戻した。
いい形での2安打に「ちゃんと内容が良かったんで、あれが正面でも、ちゃんとやるべきことができてるなっていう。それがヒットになったんで良かったですけど。そこはしっかり準備できて良かったかなと思います」と振り返った。
レギュラーシーズンで二遊間を組んできた吉川がシーズン終盤に左脇腹を痛めた影響でCSを欠場。この日は増田大との新二遊間コンビとなった。だが、「ゲッツーのシーンとか実際にはなかったですけど、ちゃんと連係したりとか、どの辺守るとかっていうのは、意識的にはやりました」とコミュニケーションについて問題はなかったという。
優勝チームにあらかじめ与えられるアドバンテージを含めてこれで1勝1敗のタイ。
第2戦に向けては「もう負けられないんで。ちゃんと明日も、明日しっかりやるべきことをチームのためにやっていくだけかなと思います」とし、ファーストステージで2位・阪神に2連勝して勝ち上がってきた3位DeNAの勢いについては「勢い…。ホームランと代打で1本っていうところで…勢い…勢い…どうすかね。そんなメッチャ感じてるわけではないんで、いつも通りできたなって感じです」と冷静だった。