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西田敏行さん死去 76歳 頸椎症性脊髄症、心筋梗塞、頸椎亜脱臼、胆のう炎…病気とケガとの闘いの日々

スポニチアネックス 2024年10月17日 13時49分

 俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳だった。

 近年は体調面を心配する声が多く聞かれていた西田さん。

 2001年11月には首の骨が変形し、手足のしびれなどの症状が出る頸椎症性脊髄症を発症。03年3月には心筋梗塞で緊急入院し、生死の境をさまよったことも。

 2016年2月には自宅のベッドから転落し首を痛め、頸椎亜脱臼を起こし、同年4月に手術。その直後には胆のう炎も発症。同年6月に胆のう摘出手術を受けた。

 19年に、約19年間務めた「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ)を降板した際、体調面から引退がささやかれたこともあった。

 近年の出演作では、車いすを使用する役や座ったままのシーンが多くなっていた。2021年1月期のTBS系ドラマ「俺の家の話」では車いすを使用する役、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも座ったシーンがほとんどだった。

 とはいえ、最近でも車いすながらも元気そうな様子は見かけられており、今月8日には、人気ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の映画「劇場版ドクターX」(12月6日公開)の完成報告会見に姿を見せていた。

 西田さんは1968年青年座俳優養成所に入り、1970年(昭和45年)に卒業。青年座座員となる。同年の青年座7月公演「情痴」で初舞台を踏んだ。その後は役者として不遇の日々を送るが、1976年にレギュラー出演した「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」(共にTBS)で注目を集め、個性的なキャラクターで注目を集めた。

 また、俳優だけではなく幅広い活躍も見せた。歌手としては1981年4月に発売した「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒット。

 さらにバラエティー番組では2001年から朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に起用。2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。

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