俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳だった。
映画「釣りバカ日誌」シリーズや、「池中玄太80キロ」(日本テレビ)など数多くのドラマのほか、バラエティー、舞台など幅広く活躍。明るいキャラクター、温かみのある演技で多くの人に親しまれた。
西田さんの訃報に、ネット上でファンらは「イケナカゲンタさん…八戒さん…ハマちゃん…楽しかったです ありがとうございました ご冥福をお祈りいたします」「辛いショック過ぎる」「池中玄太や財前又一、浜崎伝助は大好きなキャラクターでした」「もしもピアノが弾けたなら、大好きな歌」「ドクターXの西田敏行のアドリブもう聞けないのか、、」「西田敏行は釣りバカ日誌も好きだけど学校シリーズが一番良い」など、出演作を挙げながら悼んだ。
西田さんは、1947年(昭22)11月4日、福島県郡山市出身。67年にTBSドラマ「渥美清の泣いてたまるか」でデビュー。70年に青年座に入団し「情痴」で初舞台を踏んだ。76年にレギュラー出演した「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」(ともにTBS)で注目され、人気に。
歌手として、1981年4月に発売した「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒットするなどし、NHK紅白歌合戦に4回出場した。
映画「釣りバカ日誌」シリーズでは88~09年まで22作に主演した。
また、バラエティー番組では2001年から朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に起用。2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。
主な出演作は、ほかにドラマ「西遊記」、映画「敦煌」「ゲロッパ!」など。08年紫綬褒章受章。