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美空ひばりさん銅像が福島・いわき市に移転 近藤真彦「私も銅像を建てていただけるくらい頑張りたい」

スポニチアネックス 2024年10月17日 15時13分

 1989年に52歳の若さで亡くなった美空ひばりさんの等身大ブロンズ像が17日、京都から福島県いわき市塩屋埼の灯台下に移転され、除幕式が行われた。

 式典ではフリーアナウンサーの徳光和夫(83)が司会を務め、ひばりさんの長男・加藤和也さん、生前親交のあった歌手の近藤真彦(60)、テレビプロデューサーの石井ふく子氏(98)が出席した。

 かつてリハーサル中のひばりさんを見て「あのおばさん、歌うまいね」と話した“伝説”を持つ近藤。「少年だった私は美空さんだと気づかず、隣にいたマネージャーに“あのおばさん、歌うまいね”って」と当時を回想。この発言はひばりさんの耳に届いたが、スタジオの隅でひばりさんと対面すると「真彦ちゃん、私うれしかったわよ。最近歌うまいねって言われなくなったの」と温かい言葉を受けたと告白。その後は、ひばりさんの楽屋で一緒に弁当を食べたという。

 これをきっかけに親交を深めた2人。銅像の除幕に参加した近藤は「今日はすごくうれしいという気持ちの一方で、ちょっとさみしいのも本音です」と語り「亡くなって何十年と経ってから、このような除幕式ができる歌手はいないんじゃないか」と改めてその偉大さを実感した様子。「私ももう少し努力して、銅像を建てていただけるくらい頑張りたい」と笑顔で話した。

 塩屋埼は、ひばりさんの名曲「みだれ髪」の舞台で、同曲の歌碑も設置されている。

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