◇セCSファイナルステージ第2戦 巨人―DeNA(2024年10月17日 東京D)
巨人の小林誠司捕手(35)が自身3年ぶりの出場となったクライマックスシリーズ(CS)で第1打席から2打席連続安打を放った。
8番に入り、4年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた9月28日の広島戦(マツダ)でも先発バッテリーを組んだ同学年の盟友、菅野智之投手(35)との“スガコバ”バッテリーで先発出場。
まずは0―0のまま迎えた3回、先頭打者として入った第1打席で相手先発右腕・大貫が投じた初球、真ん中に入った141キロ直球を逃さず、中前に運んだ。
菅野の力投に応える“相棒”小林の一打でチャンスメーク。小林は菅野の犠打で二塁、丸の一ゴロで三塁まで進んだが、オコエが三振に倒れて先制はならなかった。
すると、1点先制を許した直後の5回には2死走者なしの場面で第2打席へ。2球で2ストライクと追い込まれたが、3球目スプリットを再び中前打として2打数2安打とした。だが、続く菅野が二ゴロでこの回も無得点。巨人は0―1で5回を終えている。
小林は優勝決定試合となった9月28日の広島戦では菅野を8回6安打1失点の好投に導いただけでなく、6回には2―1の場面で貴重な追加点となる右前適時打も放つなど攻守で大活躍。菅野降板後もマスクをかぶり続け、胴上げ投手となった守護神・大勢の歓喜の大ジャンピングハグを全身で受けとめていた。
なお、小林は今回が7度目のCS出場。CS通算成績は試合前の時点で20試合に出場して打率.024(41打数1安打)、0本塁打、0打点、16三振で、CSでの安打は2016年10月8日のDeNA戦(東京D)以来8年ぶり。この日の2安打を加えて通算3安打となっている。