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巨人・菅野 オースティンに逆球を痛恨被弾で「見ての通りです」中3日で最終戦「準備していく」

スポニチアネックス 2024年10月17日 22時47分

 ◇セCSファイナルステージ第2戦 巨人1―2DeNA(2024年10月17日 東京D)

 巨人の菅野智之投手(35)がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦(東京D)に先発登板。7回6安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、球団初で歴代3位タイとなるCS通算4勝目(3敗)を逃して敗戦投手となった。

 5回に3安打を集中されて先制を許したもののわずか1失点で、打線の援護を待った。すると、0―1で迎えた6回に主砲・岡本和の中前適時打で同点。だが、直後の7回に先頭の4番・オースティンに痛恨の右越えソロを被弾し、これが相手の決勝点となった。

 「調子が良かっただけに、あそこの、同点に追いついてもらって。頭では分かっていたんですけどね。あそこフォアボールとかってよりも、どっちかてんびんにかけたんだけど、あそこは悔しい1球になりましたね」

 内角を狙ったツーシームが外角高めへの逆球となり、それをオースティンに叩き込まれ「見ての通りです」と悔やんだ。

 2回には2死から森敬のポトリと落ちそうな飛球を19歳の右翼・浅野がスライディングキャッチするスーパープレー。浅野が捕球した瞬間、菅野はマウンドで笑みを浮かべ、走って戻ってくる浅野をライン付近で待ち受けると両者笑顔でハイタッチをかわし、菅野は可愛い後輩の背中をポーンと叩いて感謝した。

 「本当に前向きにね、攻めの守備というか。浅野に関してはマツダの時、そういう時からだいぶ守備に不安があるのは分かっているし。ただ、今日も試合前に話して、本当に大きいプレーをしてくれたのでうれしくて。良かったですね」

 浅野はシーズン終盤に守備で手痛いミスを複数回犯しており、昨年7月のデビュー戦では菅野が打ち取った飛球を捕球前に転倒して二塁打にしてしまったことも。「やっと捕ってくれたなという感じで」。伸び盛りの後輩の成長がうれしかった。

 CS開幕からまさかの2連敗で、優勝チームにあらかじめ与えられるアドバンテージを含めても1勝2敗。それでも菅野はもちろん前向きだ。「最終戦も最後までもつれたら僕も投げる準備していくんで。最後までしっかり準備して。気持ちだけ切らさないようにやっていきます」と最終戦となる21日の第6戦での中3日登板も辞さない覚悟を見せていた。

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