◇プロボクシング61キロ契約10回戦 力石政法（大橋）《KO2回2分38秒》アルネル・バコナヘ（フィリピン）（2024年10月17日）
IBF世界スーパーフェザー級3位の力石が、大橋ジム初戦で2回KO勝ちし世界前哨戦に完勝した。2回に左アッパーからの右フックでダウンを奪い、相手に10カウントを聞かせた。練習環境を変えるため、今年7月にLUSH緑ジムから移籍し、アピールに成功。「もう少しインパクトのある倒し方をしたかったが、結果オーライ。毎日が充実しているし、移籍して本当によかった」と端正なマスクを緩めた。
会場に駆け付けた兄・矢吹正道が12日に世界王座返り咲きを果たしたばかり。「予想以上に圧倒した試合をしていたので、自分も変な試合はできないと思った」と兄の活躍を刺激に変えた。ジムの大橋会長は、次戦での世界戦実現に前向きな姿勢を示し、「あのボディーブローは大きな武器になる。いい勝ち方だった」と大絶賛した。 （伊東 慶久）